★ USJ一連の不祥事に対する管理人の考え方 ★
USJFAN管理人SHINJIです。
いつもこのサイトをご覧いただき、ありがとうございます。
また、たくさんの意見や質問への回答をお寄せいただき感謝しています。
今、僕のところには、「今回の件をどのように思っているのですか?」という質問や「パークへの失望」「パークへの励まし」など多くのメールが届いています。
一人一人にお返事を差し上げて僕の考え方を述べさせて頂くのが本来なのですが、件数が多いのと、これだけ次々に事が起こると、とてもではありませんが時間がいくらあっても足りません。
この場をお借りして、賞味期限切れ食材使用の件以降の不祥事について僕の考えをまとめておこうと思います。
このような事柄において多くの人が閲覧するサイト運営者として意見を述べるべきでないというのが基本的な考え方です。
それは、僕の意見が「正しい」とか「間違っている」などに関係なく多くの人に影響を与えてしまう恐れがあるからです。
しかし、想像を超える今回の一連の出来事においてはその考えにも自信が持てなくなってきました。
多くの方の声に答える責任を感じているのです。
僕自身も他の「USJ情報サイト」運営者の考えが気になっていることも確かなのです。
ひとつの意見として、「このサイトはこんな考えの管理人が運営しているのかぁ〜」と受け止めて頂ければと思います。
もちろんそれによってこのサイトから離れていく人が出たとしてもやむを得ない事だとも考えています。
それでは、長文ですがお読み下さい。
■はじめに
僕がこのサイトを開設したのは「一人でも多くのゲストの方にUSJの魅力を伝えるのと共に、その魅力をパークで余すところなく体験するための手助け」をしたかったからです。
その中には当然パークへの要望、時によっては批判なども掲載しなくてはいけないと考えていましたし、実際そうしてきました。
しかし、誰が今回のような出来事を想像したでしょう。
この1ヶ月で3件もの事件事故が起こったり明るみに出たりしているのです。
もうこれは偶然とは言えるものではありません。
今、USJの中で何か大きなものが崩れていく感じがしてならないのです。
USJを愛する一人としてそれはとても辛く悲しいものです。
「間違い」は人間誰にでもあります。
それを責めることはできません。
もちろん、ないに越したことはありませんし、数も少ない方がいいのは決まっています。
しかし、問題は「間違いを犯してしまった後」にあるのです。
それは、一人の人間としても、ましてや企業としてはとても重要な意味をもってくるのです。
今回の件において、USJのとった事後処理は何一つ僕を満足させるものはありませんでした。
そう、何一つです。
もっと最悪なのは、その満足させることができなかった原因が「ひとつの糸」で結ばれているような気がしてならないことです。
それは「USJの企業としての体質」です。
そう考えてしまうと、まだまだゲストを裏切る出来事が起こってしまう、または、起こっていたのに隠されている、そんな恐ろしい考えが浮かんでしまうのです。
■USJの体質
「秘密主義」「閉鎖的」「ゲスト無視」「官僚主義」「密告」
「内部告発」「ずさん」「隠ぺい」「ねつ造」「改ざん」
「不誠実」「危機管理不在」・・・・
とても「夢」を売る企業から想像できる言葉ではありません。
しかし、今のUSJの経営陣からはこんな情けない言葉しか聞くことはできません。
いったいどうしてこんなことになってしまったのだろう。
お役所仕事しかしたことがない大阪市役所出身の人間に「人を楽しませたり喜ばせたりする仕事」などできない。
46社もの大量出資者の寄り合いの中、素早い対応や機能的な運営ができなかった。
アメリカ流の物の考えや日本に馴染まないシステムが無理に押しつけられていた。
ゲストに接する現場の意見が上層部にスムーズに伝わらない・伝えられない社内の雰囲気と組織。
無理なコスト削減や売り上げノルマなど不正が行われる土壌。
入場者数・売り上げ第一主義、ゲスト不在の運営方針。
これが僕が考える原因であり今後改善されなければいけない点です。
それ以外に、安全面の総点検は例え休業してでも最優先に行われるべきです。
かなり強引ですが、僕は「今のUSJは、落ちるところまで落ちないとダメだろう」と思っていますし、「腐った膿を出し切らなくてはいけない」とも考えています。
こうなった原因の根っこが深いところにある以上このくらいの荒療治が必要でしょう。
もちろん、トップの交代は言うまでもありません。
■ゲストに今できること
僕はリピーターゲストの一人にしか過ぎません。
そんな僕が今のUSJに対して何ができるでしょうか。
新聞に新たな記事が載るたびにUSJに電話をしています。
記事が事実なのかの確認を最初にします。
マスコミの発表する記事やテレビニュースを全て鵜呑みにしていないからです。
そんな事実関係の確認で新たな矛盾点が見つかることもあります。
その上で、強く抗議と改善を要求して電話を切ります。
場合によっては、大阪市保健所や行政側の管轄である大阪市港湾局にも電話をしています。
ここでは、行政側が持っている情報を手に入れることができます。
もちろん監督する立場として同じような抗議をするのは当然です。
そして、マスコミに対してもコンタクトを取っています。
正しい取材と公正な記事、ゲストが知りたいことはこんな事です、などと意見をさせてもらいます。
当事者であるUSJ、監督者である行政、情報を伝えるマスコミ。
僕はこの三者に自分の意見を伝えているのです。
情報サイトの運営者としてではなく「一人のゲストとして」です。
このことはとても大切なことで、たった一人の小さな意見ですが、
大きな企業を動かすほどの大きな力も、最初はこの一人の小さな意見から生まれるのです。
「何もしなければ何も変わらない」「何かを変えたいのであれば何かをしなければいけない」
「何も変わらないのではなく、何も変えようとしない」のです。
僕はUSJを変えたいし、そのための意見を伝え続けています。
多くの「USJ情報サイト」掲示板に心ない書き込みが続いています。
アトラクションの楽しみ方が人それぞれのように、抗議や意見の表現方法も人それぞれです。
しかし、今回のUSJの行ってきたことに拍手喝采で賛同する人は一人としていないでしょう。
心ない書き込みをする人も「USJは良くないことをした」と思っているのです。
ただ、怒りの持って行き場が違ったり分からなかったりするのです。
USJに本当に立ち直って欲しいと思うのならどのような行動が効果的なのか。
リピーターに団結ともっと激しい抗議を要求するのならどのような文章が適切なのか。
USJなんて潰れてしまえ!そう考えるなら何を起こしたらいいのか。
それが少しずれてしまっているのです。
お弁当を持ち込んでパーク内で食べる人が増えているようです。
歩きタバコを注意されても今回の件を引き合いに出して無視する人もいます。
水の安全性を大声でやじってアトラクションの進行を邪魔するゲストもいます。
気持ちは分かりますし、そうさせた一番の悪者はUSJであることは間違いありません。
しかし、抗議の仕方は間違っています。
ルールがある以上そのルールを守らなければ、ルールを破ったUSJと同じレベルの人間になってしまいます。
お弁当を一緒に食べる子供に「こういう場合はルールなんて守らなくていいんだよ」とは言えませんよね。
もし、そのルール自体が納得いかなければルールの改定をUSJに申し込むべきです。
社会のモラルというルールを破ったUSJには厳しいしっぺ返しが待っているでしょう。
ルール、マナーでもいいかもしれません。
破ったその人もきっと誇らしげにしているわけではありません。
きっとどこかで心が痛んでいるのです。
その心の痛みも少しは分かってあげたいと思います。
■パークの今は
夏休みに入って1週間過ぎた最近のパークは、ゲストの数が驚くほど少ない状態です。
新聞などでは3割減となっていますが、僕の印象では半分近くに減っている感じがしています。
パークの中を歩いている人、客席の埋まり具合、アトラクションの待ち時間などからそう思っています。
原因は僕には分かりません。
確かに、今回の不祥事が最大の要因でしょう。
ディズニーランドや他のテーマパーク遊園地や温泉など、目的地選びを最後まで迷ったとき、
今回の出来事がその最終決断に影響を与えないはずはありません。
特に夏休みです。子供たちをわざわざ不安な環境に連れだそうという親はいないでしょう。
それ以外にも、景気の低迷によるボーナスカットなどで出費を抑える家庭が増えた事もあるかも知れません。台風の影響や暑すぎる気温も大きく影響します。
オープンの翌年は入場者が減少すると言われる、いわゆる「テーマパーク2年目の試練」もあるでしょう。
僕はこの入場者数の減少を喜んでいるのです。
「ジュラシック・パーク・ザ・ライド」待ち時間4時間、「E.T.アドベンチャー」待ち時間3時間。
そんな昨年の夏はもうたくさんです。あの異常としか言えない待ち時間の中、どれだけの人がUSJを堪能できたでしょう。
暑さの中クルーに食ってかかるゲストをどれだけ見かけたでしょう。
ゲスト同士の言い合いや親子や兄弟・家族の喧嘩もたくさんありました。
みんな楽しむために来ているのに殺気だって、一目散にアトラクションからアトラクションを走り回る。
きっと家に帰っても友達やご近所にUSJでの楽しい思い出は語られることはなかったでしょう。
長い目で見ればこれは決してUSJのためにならないと考えています。
7月27日、夏休みの土曜日、この日の待ち時間は最大でも1時間前後でした。
この程度の待ち時間であれば多くのアトラクションやライブショーを楽しむことができます。
「生身の人間が楽しませてくれる映画の世界」を存分に楽しむことができたでしょう。
実際パークでゲストが話をしているのを聞くとそれを確信することができます。
時間に余裕があるからストリートショーなども立ち止まったり、街並みの路地にまで入り込んだりして、楽しさが何倍にも膨れあがっていくのです。
「今がいいよ!」「空いてて最高やった!」「アトラクションは素晴らしい!」「キャストの演技には感動した!」そんな会話がご近所や職場で交わされるかもしれません。
本当にUSJの魅力を味わうには、むしろこのくらいの入場者数がいいのではないでしょうか。
それが逆に長期的に見て将来のリピーター確保につながると考えています。
自らの不祥事で招いた入場者数の激減が皮肉な結果になってくれることを期待しているのです。
■これから
「ウォーターワールド」「ユニバーサル・モンスター・ライブ・ロックン・ロール・ショー」「ターミネーター2:3D」などなど、完成度が高く魅力的なアトラクションはたくさんあります。
全てとは言いませんが、提供しているエンターテイメントには絶対の自信を持ってもいいのです。
リピーターである僕もそれは保証します。
「テーマパークに携わる企業としていったい何が欠けていたのか?」
そんなことをUSJの経営陣に申し上げたら大変失礼なのですが、残念ながら今までのUSJはそのことすら分かっていなかったのです。
ゲストの目線で物事を見てこなかったのです。
客商売は難しいものですが基本は実に簡単なのです。
「お客様の立場で物事を考えれば、全ての答えは自ずから出てくる」のです。
僕はUSJが好きです。
今回のことでパークから足が遠のくことはないでしょう。
逆に出掛ける回数が増えています。
このサイトでも以前と変わらずにUSJの魅力を伝え続けています。
友達にも親戚にも是非出掛けるように勧めています。
そうして一人でも多くのUSJファンを作ることがより一層パークの発展につながると考えているからです。
ゲストを裏切ったパークは許すことはできません。
しかし、どこかで許す決断をしなくてはなりません。
安全宣言が出されたときなのか、人事を含めた組織の見直しがあったときなのか、それがいつなのかは今は分かりません。
新聞に見出しが載るたびにパークにする抗議の電話。
今はただ、「早く膿が出尽くしてくれる」のを待っているのです。
■最後に
・掲示板について
掲示板には毎日「USJへの怒り」「ゲストとしての責任」など多くの意見が寄せられ大変嬉しく思っています。
しかも、みなさんとても紳士的に意見交換をされています。
ご存じのようにUSJFANの「総合掲示板」は何を書いて頂いても構いません。
例えそれが今回のような不祥事に関するものであっても全く問題はありません。
できれば、そんな不祥事自体があって欲しくないのですが。
しかし、ひとつだけお願いがあります。
それは、自分の考えを述べるのは全く問題がありませんが、その考えを他人に強要したり、
また人の意見に正否の判断をするのはおやめ下さい。
どんな事柄に対しても様々な考え方があるのは当然です。
多くの考えに耳を傾け自分のそれと比べることはとても大切なことです。
ただし、このサイトはタイトルの通り「USJFAN」の集まる場所です。
どんな批判や抗議であっても構いませんがその全てが「USJのためを思って」でなければなりません。
「USJの存在自体を否定してしまう」意見は求めてはいません。
そのような考え方があることは認めますし間違っているとは考えていません。
ただ、このサイトには相応しくないと断言させて頂きます。
「阪神タイガース」のファンサイトに他球団のファンが「タイガースなんて球団なくなればいい!」と書き込むようなもので、あきらかにルール違反です。
・模索
USJの人間に「ゲストの立場に立って!」と言うのは無理な話かもしれません。
彼らはどうやっても「ゲスト」にはなれないからです。
何度も通っていると気が付く問題点や改善が必要だと思う点も少なくありません。
そんなリピーターの意見はパーク運営にとってとても貴重なものではないでしょうか。
「企業は消費者が育てる」という言葉がありますが、としたら「パークはゲストが育てる」となるでしょう。
リピーターから寄せられた多くの意見を何らかの方法で直接USJに伝えられたら、または伝える手段が作れたら。
今回の件でそんな思いが一層強くなり、現在その方法を模索中です。
・お礼
読み返してもまとまりのない文章で自分の才能のなさに悲しくなってきます。
こんな文章を書くこの程度の人間がこのサイトを管理運営しています。
お怒りやお腹立ちもおありでしょうが抗議の書き込みやメールは頂いてもお返事を差し上げる時間がありません。
「二度とこんなサイト来るもんか!」なんて人もいるのでしょうね。
あくまで個人のサイトですので大変残念ですがやむを得ないでしょう。
「これからもこのサイトと一緒にUSJを応援するよ!」
そんな人がたくさんいることを信じています。
本当に最後までお読みただきありがとうございました。
これからも「USJFAN」を温かく見守っていただければと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
2002年7月28日 USJFAN管理人 SHINJI